睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は気道の閉塞などの原因で睡眠中に何回も呼吸が止まる病気です。
いびきや起床時の頭痛、日中の眠気や倦怠感などの症状があります。また、高血圧や脳卒中などの循環器疾患や、糖尿病などの合併症を引き起こす可能性があります。そのため患者さんに合わせた、適切な検査と治療が必要です。
原因
上気道の閉塞(のどが狭い)よって、いびき・無呼吸がおこります。
肥満による首への脂肪沈着、扁桃肥大、巨舌などがあります。その他、アルコール、睡眠薬の採用により舌や咽頭の緊張が低下し喉が狭くなることがあります。
検査
自宅で睡眠時の睡眠、呼吸状態を調べるため、鼻口気流、SpO2(酸素飽和度)モニターなどを着け、後日自動解析をします。
検査入院をする必要がなく、仕事が多忙なためなかなか入院できない方でも検査を受けることができます。
本検査は保険診療であり3割負担の方であれば検査費用は3000円程度です。
治療
減量、アルコール、睡眠薬の中止など生活習慣の改善が重要です。
重症の場合はCPAP治療(鼻マスクを装着して気道に圧力をかけて拡げる)、その他、歯科でマウスピース作成、外科的治療などがあります。